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イベントレポート

おばらまるしぇ

主催:小原活性化推進会議

日程:2023年11月25日 

場所:小原の郷 小原宿本陣

参加:就労継続支援B型Familia

今年からスタートした「おばらマルシェ」にFamiliaが初出店

今年からスタートした「おばらマルシェ」にFamiliaが初出店

県重要文化財の小原宿本陣で開催された「おばらマルシェ」は、30以上の出店ブースが芝生広場に登場。就労継続支援B型事業所の「Familia(ファミリア)」が初出店しました。

小原宿本陣で今年から開催。地域活性化を目指す「おばらマルシェ」

神奈川県重要文化財に指定されていて、今も江戸時代の面影が残る「小原宿本陣」。そんな小原宿本陣を会場に、相模原市緑区の有志が地元の活性化と交流を目的として、今夏に初開催したのが「おばらマルシェ」です。第2回となる11月のおばらマルシェには、地元名物の酒まんじゅうや新鮮な野菜、ジビエ料理、石窯ピッツァなど20店舗を超えるフードショップ、さらにNPO法人緑のダムによる木工体験教室、竹籠編みワークショップなども参加。合計30店舗以上のブースが屋外芝生スペースに並びました。

江戸時代の参勤交代で大名が泊まった小原宿本陣が会場
江戸時代の参勤交代で大名が泊まった小原宿本陣が会場


地元相模原市内を中心に30を超える出店ブースが登場
地元相模原市内を中心に30を超える出店ブースが登場


また、小原の郷資料館では、元日本民藝館学芸員主任の尾久彰三氏のコレクション展が、小原宿本陣の建物内では音楽イベント「お楽しみMusic BOX」も同時開催され、多くの人が訪れていました。

Familiaは手作り雑貨、モリンガ茶、採れたて野菜、メダカを販売

そんなおばらマルシェに初出店したのは、2023年2月にオープンした就労継続支援B型事業所の「Familia」です。販売したのはバッグやネックウォーマー、ティッシュケースといったハンドメイド雑貨、自家焙煎しているモリンガ茶、新鮮なブロッコリー、大切に育てたメダカなど。実にバラエティ豊かな内容です。

「Familiaでは、いろいろな種類の作業を利用者さんに担当していただいているんです」と教えてくれたのは、管理者の上野由佳さん。畑で様々な野菜を栽培・収穫し、販売するだけでなく、収穫した野菜を使ったオリジナルカレーの調理・販売も利用者の方々が行うそうです。

「毎週金曜日には事業所で自家製カレーや採れたて野菜を販売していて、近所の方々にご好評いただいているんですよ」

バラエティに富んだ商品が並んだFamiliaのブース
バラエティに富んだ商品が並んだFamiliaのブース

様々な作業があるから、自分に向いている作業ができる

また、メダカの飼育管理と販売、栄養価が高いと言われる「モリンガ」の自家焙煎茶の加工・包装・販売も行っていて、もちろん雑貨のハンドメイドも可能です。

例えばモリンガ茶の製造といっても、焙煎、計量、シーリング、ラベル貼り、パック詰めと、いろいろな工程、作業があります。そしてFamiliaを利用する人の中にも、接客販売が向いている人、農作業が好きな人、手作業で何かを作ることが向いている人…と、様々な人がいます。Familiaは一人ひとりが自分に向いている作業を見つけられる事業所と言えるでしょう。

上野さんは「これからも積極的にいろんなイベントに参加したり、地域の方々と交流していきたいと思います」と話してくれました。

事業所の利用者の方々も販売を担当
事業所の利用者の方々も販売を担当

イベント主催者のコメント

おばらマルシェの開催によって、地元の相模原はもちろん、様々な地域から様々な形で参加してくださったこと、そして参加者同士が交流できたことがよかったと思います。来年も引き続き開催する予定ですが、物販だけでなく、体験ができるブースや音楽イベントも増やして、もっと盛り上げていきたいと思っています。

出店者のコメント

お隣のブースの方とお話ししたり、他の出店者の方をご紹介していただくなど、いろんな方々とつながりができたことがよかったです。利用者さんも積極的に接客をしたり、手作り体験ブースに参加したりと、満喫していました。

来場者のコメント

こういうイベントに福祉施設が出店することは、とても良い取り組みですね。新鮮な朝採れ野菜が目にとまりました。モリンガ茶が血圧に良いと丁寧に説明してくれたので、買ってみました。

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