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イベントレポート
第30回福祉応援菅フリーマーケット
主催:菅フリーマーケット実行委員会
日程:2023年11月23日
場所:生田多目的広場(Anker フロンタウン生田隣)
参加:はたけワーク
菅フリーマーケットにはたけワークが初出店。焼き菓子は見事完売
今年で30回目となる「福祉応援菅フリーマーケット」に川崎市の就労継続支援B型事業所「はたけワーク」が初めて出店。スコーン、アップルパイ、チュロスなどの焼き菓子、大和市の農園で採れた白菜やわさび菜、葉付きニンジンなどを販売しました。
「福祉応援」をテーマにした菅フリーマーケットは今年で30回目
毎年、勤労感謝の日に開催され、川崎北部最大規模の出店数を誇る「福祉応援 菅フリーマーケット」。名称にある「福祉応援」をテーマとしていて、必要経費以外の利益は福祉団体などに寄付してきました。
「1992年から始まって、徐々に規模も大きくなってきていたのですが、実行委員が高齢化してきて、2016年の第25回で一度、もう終わりにしようとなったんです。でも、地域の皆さんから“続けてほしい”という声がたくさんありましてね、再開することになったんですよ」
そう教えてくれたのは、イベント主催者で実行委員長の石井潔さん。地元の声に後押しされて再開した菅フリーマーケットはコロナ禍での中断を経たものの、今年で30回目を迎えました。今年から会場となった生田多目的広場(Anker フロンタウン生田隣)には約200区画が設けられ、朝から多くの人で賑わいました。
はたけワークの焼き菓子と野菜は老若男女に大人気
そんな菅フリーマーケットに初出店したはたけワークは、大和市にある農園で育てた野菜約100個と、川崎市内のベーカリーで作った焼き菓子約300個を販売しました。
「白菜、葉付きニンジン、わさび菜は昨日、畑で採ったばかりのもの。サツマイモの紅はるかと紅あずまは、先週収穫して熟成させていたものです。寝かせると甘味が増すんですよ」と説明してくれたのは、代表取締役・管理者の野口 豪さん。イベント開始時からお客様が続々と立ち寄って、商品を購入。客層はまさに老若男女といった感じで、可愛いチビッ子からシルバー層まで、スタッフの商品説明を聞きながら楽しそうに商品を手に取っていました。
はたけワークはもともと大和市の「はたらく農園」でイチゴ、アスパラ、大豆、お米、各種野菜を年間通して生産していて、2022年5月に川崎市にパン工房の「はたけベーカリー」を、2023年9月には世田谷区に「はたけベーカリー直売所」をオープンさせました。そのため、はたけワークでは農作業、パン製造・販売といった仕事があり、それぞれに適した仕事を担当できているのだそうです。
「ありがとうございます!」と元気に接客する利用者の姿を見ながら野口さんは、「利用者さんがとても楽しそうに活躍しているのが嬉しいですね」と話します。
「こうして利用者の皆さんが活躍できる場所を提供する、提供できることは、私たち事業所の使命だと思っていますので、これからも積極的に出店していきたいと思います」
イベント主催者のコメント
菅フリーマーケットでは毎年、多摩川あゆ工房さん、はぐるま作業所さんに協賛として出店もしていただいていましたが、今年は初めてはたけワークさんに出店していただきました。もともといろんなイベントでの販売経験がある事業者さんなので、食品衛生管理などについてもきちんと対応していただけて、とてもスムーズに出店していただきました。
また、福祉応援がテーマですので、はたけワークさんの出店料は無料とさせていただきました。今日の売り上げが皆さんの賃金に少しでも役立てられたら嬉しいです。
出店者のコメント
はたけワークでは週末にイベントに出店したり、平日は各地の老人ホームや直売所で販売したりと、積極的に外へ出ていくようにしています。この菅フリーマーケットでの出店は、私たちの事業所を知っていただく、いい機会になると思っています。食べてみて美味しかったから、今度ははたけベーカリーに行ってみよう、と思っていただければいいですね。
来場者のコメント
お友だちが食べていたアップルパイを分けてもらったら美味しかったので、私も買いにきました。このお店が障がいがある人のお店だとは知りませんでしたが、とても美味しかったので、またチャンスがあれば購入したいと思います。
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