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イベントレポート
丹沢朝市
主催:丹沢朝市
日程:2020年12月20日(日)9時から11時30分
場所:上宿観音堂参道(秦野市栄町5-3)
参加:知的障がい者支援施設「松下園」運営・
餃子専門店「ハッピーラボ」
毎月開催の丹沢朝市「コンセプトはまちづくり」
地元商店主らが「まちづくり」の一環として手掛けているイベント「丹沢朝市」。季節の野菜や米、麺、豆腐など、各店の地元商品が並ぶ中、12月20日に行われた朝市では、知的障がい者支援施設が運営する餃子専門店「ハッピーラボ」のキッチンカーが参加し、会場を賑わせていました。
地元商店主ら有志で継続
開催のきっかけは10年前に遡ります。もとは交通手段に不便を感じる高齢者や障がい者など”買い物弱者”のために始めたもので、神奈川県の支援を受けた地域活性事業でした。秦野市内の商店街関係者らが協力し、各店からモノを集め、一大イベントとして開催していたそうです。
これを機に、山口屋米店代表(秦野市本町)の山口元(はじめ)さんが発足者となり、自社駐車場で実施したのが丹沢朝市の始まりです。丹沢朝市は次第に賛同者が増え、会場を移しながら、10年間にわたり毎月1回のペースで開催されています(秦野たばこ祭等の催事がある場合を除く)。この日も常連さんや新規来場者が訪れ、会話を楽しみながら商品を購入していました。
「味で勝負」ハッピーラボのキッチンカー
今回初参加した「ハッピーラボ」は、普段、都内近郊やプロサッカーリーグの会場などで出店している話題の餃子専門店。餃子製作には障がい者が携わり、農福連携で生産した地元産野菜を使用するほか、餡を包み直す仕上げを障がい者が手作業で行うなど日々従事しています。ハッピーラボではそうした製作ストーリーを売り出すのではなく、あえて「味で勝負」とこだわりを持ち営業。様々な場所で展開しているキッチンカーは、味で評判を呼び、現在は年間150日も催事に出店しているそうです。
イベント主催者のコメント
当イベントのコンセプトは「まちづくり」です。人と人との出会いや一緒にイベントを作り上げることが大切ですので、そこに障がい者がいることも普通のことと考えています。継続してイベントを行っていますので、ハッピーラボさんにはまた参加していただきたいです。
出店者からのコメント
出店は市外が多く、地域の催事には参加できていなかったので、地元イベントに参加させていただき嬉しく思います。売れる売れないに限らず、地元に「ハッピーラボ」があるというPRが出来たことが良かったです。
来場者のコメント
風味の良いごま油の匂いが漂っていたのが、ハッピーラボさんのキッチンカーでした。本格的なキッチンカーがあり、障がい者施設が運営していると思いませんでした。餃子も美味しくいただきましたので、今度は店舗に足を運び、購入したいです。会場では、商店主さんたちとの会話も面白かったので、また来たいと思います。
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